保育の方針
キリストの精神に基づき、私たち一人ひとりは神さまから愛されたかけがえのない存在であるということを伝え、自分を信じ、人を愛する心を育みます。 自律を教育の目標とし、人とのかかわりの中で、 また様々なあそびを通して、子どもたちが自ら考え、決めることができるよう環境を整え、保育内容の充実に努めています。
■ 一人ひとりを大切にする保育
私たちは、神様から愛されたかけがえのない一人であるということを知ってほしいと思います。 そのために、安心して自分を出すことができる環境を用意しています。 大人との関係は、対等であること。 たとえ先生であっても、一人ひとりの個性を尊重し、一人の人として子どもたちと真剣に向き合います。 「あなたは、あなたのままでいいよ。みんな違ってみんないい。」子どもも大人もありのままの自分を受け入れ、違いを認め合って一緒に生活しています。
自分を信じ、人を愛する心を育む
「自分を信じることができる人は、人を信じることができる。人を信じることができる人は、自分を信じることができる。」これは、精神科医、佐々木正美先生の著書にある1節です。 「自分は、愛されている」と実感した時に、人は自信を持つことができると思います。そして、人を信じる心が育まれます。本園では、自分の思いをまず出してみるところから始めます。 大人には「わがまま」と映る行為や言動も、まずその子がその子であるためには必要で、どの子も通らないといけない大切な道筋です。 「そのままでいいよ」と受け入れてもらうことにより、他人をも受け入れることができる心が育つようになると信じています。私たち教職員は、そのことを心にとめ共に歩んでいきたいと願っています。
自律性を育む保育を目指しています
本園の教育の目標は、「自由」ではなく「自律」です。
自律性とは、まわりのあらゆる要因を考え合わせ、道徳的な領域では何が善であり何が悪であるか、知的な領域では何が正しく何が間違いであるかを自分自身で決める能力を意味しています。
本園では、子ども自身が考えて、決めるということを大切にしています。
遊具や教材を充実させ、子どもたちが物と関わって遊ぶ時間や、友だちと関わって遊ぶ時間を大切にしています。
子どもも大人もいきいき笑顔の幼稚園
聖書の中に、
「わたしたちは、与えられた恵みによって、それぞれ異なった賜物を持っていますから、預言の賜物を受けていれば、信仰に応じて預言し、 奉仕の賜物を受けていれば、奉仕に専念しなさい。 また、教える人は教えに、」(ローマの信徒への手紙12章7節)
という言葉が書かれています。
この続きはまだありますが、本園の保護者会のモットーは、この言葉のように、「自分に与えられた賜物に応じて、できることをできるだけ、心をこめて」です。
保護者の方が、楽しいと感じること、決して無理をしないこと。 日々の育児から離れ、ご自分の時間をつくること、そして自分自身とゆっくり向き合うことも大切かと考えています。
「子どもも大人も、いきいき笑顔の幼稚園」を目指して、日々楽しく活動しています。